こんな症状、あなたならどうする? 子育て論

子どもをお風呂の事故から守るために、お風呂に鍵を!

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こんにちは、Dr.アシュアです。

以前の記事で、子供の溺水(水に溺れることです)について書いたことがありました。

CHECK
こどもが水に溺れる溺水、一番起こりやすいのは実は自宅のお風呂!!

  こんにちは、Dr.アシュアです。今回は水に溺れる⇒医学用語でいうところの溺水(できすい)にスポットを当ててみたいと思います。 溺水は本当に怖い事故で、一瞬の事故で今まで元気だった子どもが ...

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今回は論文の紹介ではなく、この記事の追記をしたいと思います。

take home messageは、『子供をお風呂の事故から守るために、お風呂に鍵をかけよう』です。

さあ見ていきましょう。

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何故、溺水の記事の追記に至ったか

最近、衝撃的な事故のことを知ったことをきっかけに、今回の投稿を考えました。

家族が、わざわざお風呂の湯を抜いておいたのに、

2歳のお子さんが、家族が見ていないスキに1人で浴槽に入り、なんと自分でお風呂の栓を締め、湯を溜めて、溺れてしまった

・・・衝撃でした。

残し湯を行わないようにしても、溺水の事故は起こる、、起こってしまう、ということを知り、背中に冷水を入れられたような驚きを覚えました。

 

以前の記事で、子供がお風呂で溺れないためのポイントとして

・こどもが2歳になるまでは、残し湯(お風呂後にお湯をためておく)の習慣をなくしましょう

・こどもがいたずらに浴室に入れないような工夫をしましょう(鍵を閉めるなど)

・こどもだけで湯加減をみることをさせないようにしましょう

この3点を挙げていましたが、もうもはや児は入浴以外の時間は浴室には入ってはいけないのでは?そう思ったわけです。

 

新しいお風呂に潜む、子供の溺水のリスク

そこで、最近のお風呂について、その事故のことをよく知っている医師にも情報を聞いた上で考えてみました。

 

まず、最近のお風呂は、昔のお風呂と違ってとても便利になっていますよね。

 

浴槽の栓もボタン一つで開け閉めできるし(昔は、チェーンがついた栓でしたよね)、

お風呂の湯を入れるにもボタン一つです(昔は、蛇口だったですよね)。

 

自宅での子どもの溺水に関して言えば、この便利なお風呂が良くないと感じました。

2歳くらいの体格・知性があれば、自分で浴槽の栓のボタンは押せるし、お風呂の湯を入れるボタンも浴槽の外から押せたりするかもしれません。

しかも、入浴中にあなたのお家のお子さんもやっていませんか?

 

『お風呂のボタンを押す遊び』

 

こんなことを言うと背筋が寒くなりますよね。

…安心してください、僕の子供もやっています(安心できませんけどね)。( ゚Д゚)

 

先の事故の件に関しても「まさかそんなことが…」という感想を持つ方が多いとは思います。

しかし、事故が起こる時というのは、一つ一つはなんてことのないイベントが、偶然のように連鎖して発生し、最終的に重大な出来事になります

重ねて言いますが、事故とはそういうものです。

決して、侮ってはなりません。

 

自宅のお風呂で、『新しいお風呂』のリスクを検証してみた

先の事故の話を聞いて、率直な感想として「びびった」僕は、

浴槽の外から、実際に2歳の子どもに浴槽の外から『風呂の栓のボタンが押せるか』『湯を溜めるボタンが押せるか』を検証してみました。

 

まずは、僕の自宅のお風呂の写真です。

浴槽の外からお風呂の栓のボタンは、、押せそうです。そしてお風呂の湯を入れるボタンも、、、押せそうな距離感でした。

 

そして実際に押せるかどうか、やってみたところ・・・

押せちゃった( ;∀;)

検証前は、『お風呂の栓のボタンは結構重いから押せないでしょ~』と思っていたのですが、浴槽に湯がない状況ではお風呂の栓のボタンが思ったより”軽い”ことも分かりました。

僕の自宅のお風呂も、残し湯をしないだけでは、子どもの溺水は防げないかもしれません。

 

リスクを踏まえてどうすればよいか

まずは、ご自宅のお風呂の栓のシステム、お風呂の湯を溜めるシステムが、小さい子供にとって操作しやすいタイプかどうか、検証しておきましょう

 

小さい子供にとって操作しにくいタイプ(アナログなお風呂の栓だったり、蛇口)であれば、一つ安心できると思います。

しかし、小さい子供にとって操作しやすいタイプ(ボタンタイプ)であった場合には、是非とも『お風呂を使っていないときは、お風呂の扉に鍵をかける』ことをオススメします。

 

僕の自宅のお風呂にも鍵はついていて、高さは床から約145cmでした。

これば、ある程度子どもが大きくならないと、自分では鍵があるところまで届かない高さだと言えます。

台を使わない条件ならば、おそらく小学生3年生くらいの背の高さにならないと、手は届かないでしょう。

 

もしこれから持ち家を建てるというお父さん・お母さんの場合は、お子さんが手が届く範囲に『お風呂の栓のボタン』と『おふろの湯を入れるボタン』がないお風呂を選ぶというのも良い方法かもしれません。

 

今回の投稿のメッセージは、たった一つ。

注意ポイント

子どもをお風呂の事故から守るために、お風呂に鍵をかけよう

これだけです。

 

溺水でこどもを亡くしたご家族、こどもに重大な後遺症が残ったご家族を見るのは、本当に心が痛みます。

しかも普段よく使っていた浴槽が事故の現場となれば、、、家族の心の内を思うと、、胸がキリキリ痛みます。

絶対に起こってほしくないタイプの事故というのは、前の投稿でも書いた通りです。

 

今回は以上となります。何かの役に立てば、幸いです。

 

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